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お口に合わせる離乳食~初期編~

  • 管理栄養士ブログ

こんにちは!ほりえこども歯科クリニック管理栄養士の中川です!

 

新年度がスタートし早くも1ヶ月が経とうとしています。

季節の変わり目ということもあり、気温差の変化に体がなかなかついていかないですよね。

健康的な食生活で体の調子を整えていきましょう。

 

春が旬の食べ物は寒い冬に弱った体を目覚めさせる働きがあります。

菜の花、春キャベツ、スナップエンドウなど、、、色鮮やかで美味しい食材ばかりですよね。

今しか味わえない旬の味覚をたくさん味わいたいですね。

 

さて、前回に引き続き離乳食のお話です。

今回はお口の発達に合わせた離乳食の進め方についてお伝えしたいと思います。

 

離乳食というと月齢を基準に進めていくというイメージがあると思います。

様々な育児書やマニュアルなどにも〇カ月になったら〇回食に進みましょう、

〇カ月にはこれが食べられます、などといった文をよく目にするかと思います。

 

わたしも以前はそう思っていました。

ですが、小児歯科に勤めて子どものお口について学んでいく中で、月齢が同じでも歯の本数やお口の発達は人それぞれであることを実感しました。

 

月齢はあくまでも目安でしかないんだなと。

 

歯医者ならではの視点で、歯の本数やお口の発達に合わせた進め方をお伝えできたらなと思います。

 

今回は離乳食初期編です“!

始めるタイミング・お口の状態・食べさせ方の3つに分けてお話をします。

 

まずは始めるタイミングについてです。目安はだいたい5~6か月頃とされていますが、具体的にはこのような様子が観察できるようになったら始めるタイミングです。

 

・首が座り支えがあればお座りできる

・大人が食べている物に興味を示す

・お口をもぐもぐ動かす

・よだれが増えてくる

・スプーンなどを舌で押し出さない

 

お子さんの発達や発育、体調をよく観察して離乳食をスタートしましょう。

 

 

 

次にお口の状態を見てみましょう。

この時期、歯はまだ生えていない子がほとんどです。

口を閉じて取り込み、ゴックンと飲み込むことができるようになる。

 

これが離乳食初期の目標です。

 

舌を前後に動かし食べ物を奥に送り込むことを覚えます。

調理形態はなめらかにすりつぶした状態のものを与えます。

 

 

 

最後に、食べさせ方のポイントについてです。

この時期、口唇の力はまだ弱いため、写真のような浅めのスプーンを使用します。

ここで大事なポイントは、こぼすからといって奥まで入れすぎないこと。

はじめは唇を閉じられず口の端からこぼしますが、だからといってスプーンを口の奥まで入れないように気を付けましょう。そして、スプーンの引き抜き方も重要です。スプーンを上へ掬い上げるようにして引き抜いてしまうと上唇の力をほとんど使わないことになります。唇がスプーンを挟むまで待ってからゆっくりと水平に引き抜きます。上半身は少し後ろに傾けた状態で食べさせてあげると飲み込みやすくなります。

 

 

この時期は食べ物を取り込み、その味や舌ざわりにまず慣れることが一番の目的です。

離乳食からの栄養は気にしすぎず母乳やミルクは欲しがるだけ与えましょう。生活リズムを整え毎日なるべく同じ時間に与えるようにしましょう。

 

赤ちゃんの体調の変化をよく観察しながらゆったりとした気持ちで進められるといいですね。

 

次回は離乳中期へのステップアップの時期や進め方のポイントをお話します!

 

 

 

ほりえこども歯科クリニック

 

管理栄養士 中川

 

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