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お口に合わせる離乳食~後期編~

  • 管理栄養士ブログ

こんにちは!ほりえこども歯科クリニック管理栄養士の中川です。

 

ジメジメとした暑さが続いていますね。この時期気を付けたいのが食品の管理です。細菌性の食中毒の発生は6~8月が最も多いとされています。食中毒予防のポイントは、手洗いをしっかりすること・食品を低温で保管すること・十分に加熱をすることです。これらに気を付け、自分や家族を守りましょう!

 

 

では今回のテーマに移ります。前回に続き離乳食シリーズ第3弾!

離乳後期(モグモグ期)編です!

 

前回までと同様、

・中期から後期へ移行するタイミング

・お口の状態

・食べさせ方のポイント

この3つの項目に加え、栄養面で気を付けることもお伝えしたいと思います。

 

まずは、中期から後期へ移行するタイミングについて。

以下のような様子が観察できるようになったら移行するサインです。

・お座りが上手にできる

・食べ物をすぐに飲み込まず2~3秒左右に口を動かすようになった

・食べ物に興味があり、触ったり掴んだりする

 

何度もお伝えしていますが、月齢ではなくお口や体の発達に合わせて進めることがポイントです。

 

 

続いてお口の状態を見ていきましょう。

上下4本がほぼ生え揃い奥歯の歯茎が固くなってきます。

 

前歯の萌出につれて上あごが拡大し口の中の容積も大きくなっていきます。それにともない舌や唇の動きが多様化し細かな動きもできるようになってきます。具体的には、下あごが左右に動いたり上下の唇がねじれるような動きが見られます。

 

この時期の目標は、

『歯ぐきでつぶしたり前歯でかじりとることができるようになる』です。

 

固さは大人の指でつまんで少し力を入れると潰れる程度(熟れたバナナくらい)。歯ぐきでつぶす動きを獲得するため、食材の大きさは小さくなりすぎないよう注意しましょう。

 

次に食べさせ方のポイントです。

スプーンを奥まで入れすぎないこと。上唇が閉じるのを待ってからスプーンを水平に引き抜くこと。この時期になると唇の力もついてくるので、スプーンはある程度深さのあるものの方が食べやすくなります。また、この時期大切にしていただきたいのが“手づかみ食べ“です。赤ちゃんが自分で食べ物を見て、触れて、掴んで、運んで、口にする。感覚機能の発達につながっていきます。

手づかみ食べについては伝えたいことがたくさんあるのでまた次回のブログで詳しく説明していきます!

 

では最後に栄養面についてです。

いろいろな食材をバランスよく摂取するというのは大人と同じく大切なことですが、特に意識したいのがの摂取です。赤ちゃんは胎内にいるときは母体から鉄分をもらっているため出生時には体に蓄積されていますが、成長とともに不足していきます。鉄が多く含まれる食材としてはマグロやレバー、小松菜、納豆、きな粉などがあります。また、鉄はビタミンCと一緒に摂取することによって吸収をよくしてくれるので、緑黄色野菜なども一緒に意識して取り入れてみてください。

 

 

スプーンで与えられる食事を上手に食べられるようになってきて、自分で食べる手づかみ食べも始まるこの時期。食べる意欲を育て、食べることが好きになってくれるよう、ゆっくり見守りましょう。

また、成長が進み活動量も増えてきます。栄養面にも気を付けながら離乳食を進められるといいですね。

 

 

ほりえこども歯科クリニック

 

管理栄養士 中川

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