こんにちは。今日は診療室での子どもとのやり取りを子どもの心に帰って子どもの気持になって子どもの声で臨床の一場面を切り取る形でお伝えしようと思います。
「エピローグ 小児歯科医こころの声」第5章から。では。
「ほめる」
「よく頑張ったね。さすが年長さんは強いね。お兄ちゃんになったもんね。すごいね」とほめ言葉、プラスの言葉掛けを思いつくまま列挙してみたよ。
でもここのせんせいはちょっと違うよ。ほめてくれるんだけど、言葉掛けじゃなくてアクションでほめてくれるんだよ。一つ上手に出来るとすぐ僕の頭を「なでなで」。ちょっと頑張るとまた「なでなで」してくれるよ。「なでなで」ばかりじゃないよ。日替わりで今日は「よしよし」と言って僕の頭をなでてくれたよ。また次の日は「いい子いい子」と言いながら「なでなで」してくれたよ。

このせんせい調子に乗って、僕の大切なママにも「なでなで」しようとするんだよ。僕の大切なママに「触れるな!」でもアンポンタンせんせいは強行に出たよ。セクハラだよ。ママの「なでなで」は「エアーなでなで」です。とかわすんだよ。大人はずるいな。
治療が終わってせんせいは「なでなで、よしよし、いい子いい子の三連発です」と言って僕をほめてくれたよ。「ママあんまり調子に乗せないでね」。
油断も隙もあったもんじゃ無い。ママにこっそり「ハグ」の話を始めたよ。えっママに「ハグ」するつもり?「子どもさんにママの愛メッセージを伝えるには、ボディアクションが一番です」と話しているよ。ほっとしたよママに「ハグ」するのかと思ったよ。「今日は本当に上手に出来たね。ママとっても嬉しかったよ」とママの「I」(わたしの)メッセージを添えて「ぎゅっとハグ」してあげて下さい。
言葉より「なでなで」。「なでなで」より「ハグ」。ママ嬉しかったよと「I」メッセージを「ハグ」で伝えてみませんか?
「ハグ」すると「オキシトシン」という幸せホルモンが出ると言われています。
スエーデンの人に「Do you knowオキシトシン?」
と聞くとほぼ100%の方が「ハッピーホルモンのことでしょ」と返事が返ってくるそうです。
そうです。「ハグ」は人を幸せな気持ちにするのです。子どもさんを「ぎゅっとハグ」してみませんか?









