こんにちは。ほりえこども歯科クリニック副院長の堀江将史です。
最近、ブログの更新をさぼっていましたが、久しぶりの投稿だ。
今日のブログのテーマは「歯医者さんには0歳から通おう!」。
最初にその理由を3つ。
1、子どもは大人と違う、場慣れが必要
2、歯が生える前からのできる予防がある
3、歯磨き嫌いが無くなる
ひとつずつ解説していきたい
1、子どもは大人と違う、場慣れが必要
子どもたちは自ら歯医者さんに通おう!と思ってくる子はいない。
必ずお母さん、お父さんが虫歯や歯並びのなどの問題を抱き、歯医者さんを探し、子どもを連れて受診する。
そしてこどもは大人と違い、初めての歯医者さんでいきなり口を大きく開けて治療を受け入れてくれるとは限らない。
まずは歯科医院に慣れてもらうことが必要となるからだ。
例えば4歳でお菓子・ジュースを飲む機会が増えて、虫歯を作ったとする。
その時点で歯医者さんへ子どもを連れて行ってもすぐに治療できるわけではない。
当院でもトレーニングといって3~4回練習をしたのちに治療を行う。
一方で、0歳から通ってくれている子は、前提として4歳までの時点で歯医者さん側とコミュニケーションが取れている。
そこまでにこちらも虫歯の位置を早期把握ができており、進行止めの塗布や、フッ素で虫歯を抑制することもできる。
治療もすぐに取りかかれる。
まずそもそも0歳から通ってもらっている子どもたちにむし歯ができることはめったにない。
2、歯が生える前からのできる予防がある
多くの保護者の方に歯が生える前から歯医者さんってきていいんですか?と質問を受ける。
答えはもちろん〇だ!むしろ小児歯科の立場から言うと素晴らしいことだと思う。
今はSNSなどもインターネットを通じて、虫歯予防や歯並びに関して様々な情報がを得ることができる。
特に子どもの身体・健康ことに関しては熱心に情報を集める。しかしその子どもの歯に関する情報も全てが正しいものではない。
当院でもお母さんに対して生活背景や、環境を考慮してアドバイスを送っている。難しい言葉で言うと患者・保護者教育に重点を置いている。
そのため、お母さんには早い段階で正しい予防の知識を付けて、実践をしてほしいと願っている。
そのためぜひ歯が生える前、0歳から歯医者さんに通ってほしい。
3、歯磨き嫌いが無くなる
当院の2~3歳の子の来院理由の一つに「歯磨き嫌いでどうしたらいいか、アドバイスがほしい」がある。
正直これを改善するのは難しい。
これは0~1歳の段階でお母さんお父さんが虫歯を作らまいと、子どもを抑えつけて必死に歯を磨いてきた背景がある。
歯磨き嫌いをなくすためにはこの段階での工夫や、前準備が必要なのだ。参照(ブログ:歯磨き嫌いをなくす方法)
それを知る前に自己流で歯を磨くと、歯磨きの時間が親子お互いにとっての辛い時間となってしまう。
それを知る機会が0歳からの歯医者さんの受診なのである。
正しい歯磨きや、その前準備をその子・お母さんに合わせてアドバイスさせてもらうことができる。
以上が3つの理由だ。
ぜひお子さんが生まれたら0歳(歯が生える前でもOK)からかかりつけの歯医者さんを見つけておきましょう。
ほりえこども歯科クリニック
堀江将史