天白区・相生山駅近くの歯科医院の医院ブログ

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本当に何もしないせんせい

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おはようございます。今日は「エピローグ 小児歯科医こころの声」第二章から初診患者の迎え方についてご紹介したいと思います。巷に歯医者さんは数多くあります。単純に考えてみましょう。

歯医者さんは虫歯を治してなんぼ。歯ブラシ指導をしたり歯石を採ったりしてなんぼの世界ですね。しかし一般歯科と同じようにいかないのが小児歯科の初診だと思っています。初診の子ども達にとっては初めて訪れる場所、何の前触れもなく連れられて会う初めてのおじさん。お姉さん。大人であればそこにはちゃんとした「納得」が伴う。しかしながら「説得」のまま連れてこられた僕はまだ「納得」していない。この状態で来ているのにいきなりお口を覗こうとするから「涙」を頂くことになる。何事にも手順を踏むことが大切である。では。

「本当に何もしないせんせい」

今日は初めて行く歯医者さんの日だよ。ママに手をつないでもらって、歯医者さんの階段を上ったよ。ママも「どんな歯医者さんかなあ。せんせいは優しいかな。また泣かないかなあ」。ママは少し不安な顔つき。僕もママと同じ気持ちさ。やっぱり僕ママから離れてゴロンなんて出来ないよ。ママのお膝の上にお座りしたままがいいよ。

 

診察室に入ると、せんせいはママに「まだ抱っこしたままでいて下さい」と言うなりせんせいは僕のお口の中も診ずにママとお話しばっかり。

せんせいはママとこんなお話しをしていたよ。  初めての歯医者さん初めての場所、初めてのおじさん初めてのお姉さん。僕にとっては初めてづくしさ。完全アウェーだよ。「ママも初めていく耳鼻科や初めて行く歯医者さん。初めて診てもらうとこって少し緊張するでしょ」ってお話ししていたよ。今の僕の気持ちはママと一緒さ。「せんせいは初診では何もしないせんせいです」と言うんだよ。ゴロンしてお口の中診たりしないんだ。

初回、緊張感不安感の中にある子どものお口の中をいきなり診るのではなく、一回行った歯医者さんのプラスの経験値が出来てから、二回目に初めてお口の中を「もしもーし」と覗き込んだ方がとっても楽ちんなんです。

「今日はこの場所や、せんせいやお姉さんの顔や声を記憶に残して帰って下さい。今日ここへ来て頂いたことはすでに意味があるんです」。

「せっかく来たのだからちょっとだけ診て下さいって言わないで下さいね」。「そうさ。初めから僕のお口の中を覗こうなんて十年早いぞ!何事にも順序ってものがあるからね。なかなか話のわかるせんせいじゃん」。

「またこの前のせんせいに診てもらおうね」。ママにはこの一言だけをお願いします。小さい子は自ら足を運ぶことはない。小児歯科は必ず親御さんに付き添われ受診します。小さなプラスの経験値の積み重ねが子どもの不安な気持ちを払しょくしてくれるのです。「めんどくさそうなせんせいだけど、僕また行ってもいいよママ」。

初診時せんせいは「本当に何もしない」。ただひたすらママとお話をする。(問診をとる)

 

 

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