おはようございます。今日は緑の本「続 小児歯科医 こころの声」11章「生きる」よりこんな詩を選びました。
今自分の中に こころに余白があるのかないのかわかりません。なぜか今 五感を研ぎ澄ましたいな。と。我々も
自然の中に生かされています。
感性豊かな人間でありたいと。だだそう思っただけ…。

「風」
自然の中に身をおき、五感を研ぎ澄ませた。
木々の葉を揺らし、海鳥を舞わせ、潮の香を運んで来た。
絶え間なく寄せる波を立て、波頭を砕き、波に白い色を付け、波を砕く音を繰り返し伝えた。
自然の中に身をゆだねた。ゆっくりと雲を流し雲を払い、星の瞬きを夕暮れの空に戻した。風が止み、雲がその速さを緩めた。卓袱の闇が広がり静寂をもたらした。
海から霧を運び、山を覆い山を隠し人の視界を遮った。
運んで来た霧は空と海を一体にしその境目を消した。
突然「ブオーン」と唸り声をあげ、凛とした冬の冷気を運んで来た。向きを変え、我の全身を包んだ。髪を揺らし、頬を撫で、温もりを奪って行った。
眼を閉じ、自然の中に身をあずけた。風の声に耳を傾け、風の優しさ、力強さに包まれ、風と一体になった。








